雄安新区管理委員会の関係者は、雄安新区における就業者は今後、ポイント制を導入、一定のポイントがたまると、雄安新区で部屋を購入できるような仕組みを構想しており、現在、そのポイント制の詳細を詰めている段階であることを明らかにした。法律順守、道徳品格、社会貢献、公益活動、グリーン生活の五つの方面で、個人の都市信用口座の制度を設ける方向だという。
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中国共産党第十九回全国代表大会、習近平報告の中の雄安新区は?
中国共産党第十九回全国代表大会は2017年10月18日、北京市で開幕した。習近平総書記が行った報告では、雄安新区について、下記の一文があった。
北京の非首都機能を移転するということを、押さえるべき問題のキーポイント(牛鼻子)とし、北京-天津-河北の協調的発展を促進、雄安新区を高い起点から計画し、高水準に建設しなければならない。
雄安新区が目指すものは、自然豊かで物価も安い、住みやすい都市
雄安新区が設立されて半年、人民日報では、「情報量は多くなっているが、まだ不明確な点も多く、分かりにくく、誤解も多い」として、一部の問題点について、分かり易く解説している。
それによれば、雄安新区はもともと「不動産投機を行わせず」「イメージプロジェクトを行わず」「庶民の長期的な利益を考慮する」という三つの原則があったが、最近は、「高層建築物」「コンクリートジャングル」「ガラスのカーテンウォール」を造らないという三つの原則も追加された、という。
雄安新区の幹部、携帯電話番号を公開、新区住民の質疑に最速回答
雄安新区党活動委員副書記で、管理委員会の劉宝玲常務副主任は2017年10月5日、ネットユーザーによる雄安新区WeChat公式アカウントに残された質問に回答し、その際、自身の携帯電話番号を公開、通話はできるだけ控えてもらい、ショート・メッセージ(SMS)で住民に雄安新区に対する疑問、質問、不安を送ってもらうよう、呼びかけた。これがきっかけとなり、雄安新区三県の党委員会書記と県長、計6人の携帯電話番号も公開され、雄安新区に対する疑問、質問、不安を幅広く受け付けるようになった。
雄安新区党活動委員会の幹部、3ヶ月間は社会の底辺の実情に触れよ
雄安新区党活動委員会は2017年8月11日、「指導風土を改善することに関する十の規定」を発表、党中央が規定した八つの貫徹すべき精神や、河北省党委員会による指導風土改善に関する要求に対応し、雄安新区の計画的な建設における各活動を順調に進展させるためで、同活動委員会の指導層の指導風土に対して、明確に規定したものだという。
雄安新区、どこが「新しい」? メディアが八つのポイントに整理
2017年4月1日に設立された雄安新区。それが今までの中国の都市や新区、特区とどう違うのか、つまり雄安新区の「NEW」の部分について、中国現地報道が八つの方向でまとめている。
雄安新区に活動委員会と管理委員会が正式に発足、開発運営の主体
中国共産党中央は2017年6月21日、中国共産党中央と国務院の河北雄安新区設立に関する通知の精神に基づき、中国共産党中央編纂委員がそれ以前までに批准した河北雄安新区の管理機関の設立に同意した。
発改委、雄安新区の計画・建設は膨大なプロジェクト、研究を加速
国家発展改革委員会(発改委)は2017年4月13日、記者会見を開催、同委員会政策研究室主任の、厳鵬程報道官は、雄安新区をしっかり計画し、しっかり建設することは、一つの膨大なシステム的なプロジェクトであり、今後発改委では、関連の計画編成を重点的に推進、イノベーション要素の蓄積、体制のメカニズムのイノベーションを進め、政策的なサポートの研究などの一連の活動を行っていく、とした。
雄安新区、設立発表24時間で土地の不法取引が多発、懸命な取締り
雄安新区の設立が発表された2017年4月1日、それから24時間で、北京、天津、河北、山西、河南などの地から不動産投機目当ての者が多数新区に設定された雄県に殺到、雄県の不動産価格は1㎡当たり4000~5000元(約6万4838~8万1048円)が相場だったが、これが一気に高騰し、2万元(約32万4190円)に達したという。
雄安新区が正式設立「党中央が提出した重大な歴史的戦略的選択」
中国共産党中央と国務院は、河北雄安新区の設立を決定した。
新華社通信によれば、これは、習近平同志を中核とする党中央が提出した重大な歴史的戦略的選択であり、深圳経済特区と上海浦東新区に続く、全国的意義を備えた新区であって、千年の大計、国家の大事であるという。