雄安新区管理委員会は先日、雄安新区マスタープランに組み入れられるワードとして、「三つの建てず」を公表、「高層建築を建てず」「コンクリートジャングルを建てず」「ガラスのカーテンウォールを建てず」というもの。「自然に順応し、グリーンで、森林豊かな、スマートで、水環境と一体となった住みやすい新都市の建設に注力する」という。
2017年09月
雄安新区、48社に初となる登記の許可、中国を代表する企業が集結
河北雄安新区騰訊計算機系统有限公司は先日、雄安新区での登記が完了した。テンセントによる初めての雄安新区の進出となる。資本金は2000万元(約3億2000万円)、90%はテンセントが出資、残り10%はテンセント内部に立ち上げられた中国共産党委員会の副書記で、テンセントの公共政策部門総経理の沈丹氏が個人として出資する。
雄安新区に企業続々、容城県メインストリートの奥威路が企業街に
雄安新区の設立が発表されてから約半年、国有中央企業を中心とした中国の大企業が続々と雄安新区への進出、足場固めが始まっている。それらの拠点が集中しているのが奥威路(AoWeilu)という道路の両側だ。奥威路は容城県のメインストリートの一つで、今後、雄安新区の企業街として注目を集めることになるかもしれない。
雄安集団が人材採用、定員23人に4123人が殺到、179倍の狭き門
河北省人民政府が設立した国有の中国雄安建設投資集団公司(雄安集団)は、誠通人力資源を通じて、中高級専門技術人員23名の新規採用を2017年8月31日に発表、初めてとなる人材採用活動をスタートさせた。この23人は投融資部門、インフラ建設部門などの領域で、17の担当に分かれる。
スマート・省エネ建築の達実智能、雄安子会社の営業許可書を取得
深圳達実智能(DAS)は2017年9月25日、全額出資子会社である雄安達実智慧の営業許可書を正式に取得したと発表した。国家電網公司(State Grid Corporation of China)の子会社である国網河北雄安供電公司、深圳建科院の子会社である深圳市建筑科学研究院股份有限公司雄安分公司などがすでに許可されていたが、これらに続く形で、雄安新区で営業許可書を取得した初めての企業群の一つになった。
雄安新区の就業者にポイント制、基本賃貸、物件購入・売却を制限
雄安新区管理委員会の責任者は先日、雄安新区での住宅物件政策は賃貸を主体とした、賃貸-売買併用方式を採用、外部から雄安新区に就業してきた人は賃貸に住むことができ、就業者にはポイントを付与、ポイントの蓄積により、物件購入できるようになるという新たな枠組みを発表した。
雄安新区で人材確保の競争、北京と同程度の給料水準では厳しい?
北京の張という姓のエンジニアのもとに、ある日突然、雄安新区からメールが来た。中央企業の一つである中国建築傘下の設計院から、雄安新区の容城県で面接を受けてみないか、という誘いだった―
科学技術部と河北省が雄安新区のイノベーション化をめぐって会議
科学技術部と河北省による、2017年共同活動会議が2017年9月12日、雄安新区で開催された。全国政治協商会議副主席で、科学技術部の万鋼部長と河北省党委員会書記で、河北省人民代表大会常務委員会の趙克志主任がそれぞれ重要談話を発表した。会議は、河北省の許勤省長が主催した。
雄安新区で初めての土地徴用、臨時オフィスエリア建設準備進める
容城県馬庄村の党委員会事務局で2017年9月9日、初めての臨時土地徴用補償協議の調印式が行われた。村民の姜俊明さんは協議書に押印した。この174㎡ほどの土地の徴用補償協議書が、雄安新区と現地住民の間で初めて交わされた協議書となった。その後、現場に駆け付けた中国銀行の事務員により、姜さんの銀行口座とキャッシュカード発行の手続きが行われ、4147元5毛(約6万7513円)が振り込まれた。
河北省、雄安新区と白洋淀流域の水質環境マネジメント行動を策定
河北省政府は先日、「雄安新区及び白洋淀流域の水質環境集中マネジメント行動案」を発表した。雄安新区と白洋淀の水質環境を改善、保護する目的で、関連部門への迅速な行動を呼びかけている。雄安新区と白洋淀流域周辺の1㎞の域内において、一連の清掃活動を展開、ゴミや汚水の白洋淀流入を防ぐ。