初めての雄安新区におけるマラソン大会、雄安マラソンが2017年9月24日、開催されることが決まった。テーマは、「雄安の雄大な志、雄安を見届ける」。雄安新区の長大な歴史の1ページを飾るもの、と現地では報道されている。
2017年08月
北京市、雄安新区への協力で八つの領域発表「本物の財宝を提供」
北京市と河北省は先日、「河北雄安新区の計画的建設を共同で進める戦略的協業に関する協議」を締結、先行して実施するプロジェクトを固めた。北京市発展改革委員会は2017年8月21日、協議の内容を紹介、北京市が教育、医療、ハイテクイノベーションなどの領域において実際的で具体的な項目を提出、「実物を提供、本当の金銀財宝を提供」する方針だという。協力内容は、八つの領域にまとめられている。
雄安新区はグリーン金融を発展させ、世界をリードするセンターへ
中国民間のシンクタンクである中国金融四十人フォーラム(CF40)は2017年8月19日、研究レポートを発表した。それによれば、グリーン発展が、雄安新区の計画的発展における基本的な要求の一つであり、雄安新区は今後5年内に必要となるグリーン投資の総額は1兆元(約16兆円)に達するという。
雄安新区に若い優秀な人材を集めるために、深圳・浦東の夢よ再び
「2017年夏季北京地区就職活動性の就業斡旋月間」活動が北京市で行われている。北京市人力社会保障局が主催するこの大型人材招へい活動は、北京市そのものの人材ニーズを解決するばかりでなく、天津-河北省も含めて、人材と企事業単位の懸け橋となるもので、特に今回は、優秀な人材を雄安新区の建設に向かわせるという重要な目的がある、という。これに対して、北京の有力紙である「北京日報」は、「雄安には優秀な人材を集める必要がある」という社説を掲載している。
雄安新区党活動委員会の幹部、3ヶ月間は社会の底辺の実情に触れよ
雄安新区党活動委員会は2017年8月11日、「指導風土を改善することに関する十の規定」を発表、党中央が規定した八つの貫徹すべき精神や、河北省党委員会による指導風土改善に関する要求に対応し、雄安新区の計画的な建設における各活動を順調に進展させるためで、同活動委員会の指導層の指導風土に対して、明確に規定したものだという。
雄安新区に国家バックボーンと5G試験ネットワーク、スマート化へ
チャイナテレコムは2017年8月9日~10日、雄安新区で国家バックボーン及び5Gイノベーションモデルネットワーク建設の指導大会を開催した。この動きについて、「河北日報」が雄安新区臨時党委員会の党暁龍副書記をインタビューした。党副書記によれば、河北省とチャイナテレコムは2017年4月から、5G、次世代IoT、自動運転、中国版GPSの北斗など最新情報技術の雄安新区での応用について協議を進めていた、という。
雄安新区、長期的に人口は500万人を目処に、戸籍制度も柔軟対応
中国社会科学院の北京-天津-河北協調的発展頭脳データベース課題グループは先日、雄安新区に関する人口や戸籍などに関する政策提言のレポートを発表した。
雄安新区は、河北省の雄県、容城県、安新県の三県と周辺地域にまたがる。雄県の人口は38万人、楊城県の人口は39万人、安新県の人口は26万人で、合計で約100万人。それらの総面積は1577平方キロだから、人口密度は相当低い。
開発の旗艦会社、雄安建投が設立、上海浦東の経緯から今後を展望
中国雄安建設投資集団有限公司(雄安建投)が先日、資本金100億元(約1650億円)で設立した。雄安新区の建設が全面的に展開される、その狼煙になるという。雄安新区管理委員会のWeChat公式アカウント「雄安発布」によれば、雄安建投は河北省政府の100%子会社で、雄安新区のインフラ、公共サービス、生態系と環境保護建設を統一的に進めていくことになるという。
雄安新区三県の従来産業、移転や閉鎖が確実も、生き残りへ研究中
雄安新区を構成する安新県、容城県、雄県の三県には当然、従来産業がある。しかし、それらは河北省の田舎の、本当の意味での従来産業であり、雄安新区が標榜するハイエンド・ハイテク産業とは真逆の存在であり、今後は移転が強要され、淘汰されていく可能性が高い。しかし、それでも三県で合計10万人以上が就業する旧主幹産業。各県ともその対策に追われている。
北京汽車集団、雄安新区と北京、どちらでも返車可能なカーシェア
北京汽車集団の新エネルギー車(NEV)子会社である北汽新能源(BJ-EV)は先日、雄安新区において、グリーン、スマートで、かつシェアードな「軽享出行」サービスをリリース、雄安新区に初めてカーシェアリングサービスの提供を開始したブランドとなった。このサービスでは、北京でも雄安新区でも、どちらからでもシェアリングでき、どちらでも返車が可能だという。